日本のアニメ・洋画ファンにおいて、知名度優先の「芸能人吹き替え」は時に批判の対象となりがちです。しかし、『塔の上のラプンツェル』公開時およびテレビ放送後のSNSや大手レビューサイト(Filmarksや映画.comなど)の反応を振り返ると、中川翔子さんに対する批判はほぼ皆無であり、むしろ絶賛の声で埋め尽くされました。
ファンや批評家が特に高く評価したポイントは以下の3点に集約されます。
- 感情の起伏の滑らかさ:塔から初めて外に出た瞬間の「歓喜」と「罪悪感」が数秒ごとに目まぐるしく入れ替わる難関シーンを、完璧な呼吸と声色で演じ切った技術。
- キャラクターへの憑依度:中川さん本人の個性が前に出すぎず、完全に「ラプンツェルという18歳の少女」として息づいている没入感。
- 小此木麻里さんの歌声との声質一致:台詞から歌への切り替わり、歌から台詞への戻りにおいて、意識して聴かなければ別人と気づかないほどの自然なトーンの統一。
その完成度の高さから、その後のTVアニメシリーズ『ラプンツェル ザ・シリーズ』や『シュガー・ラッシュ:オンライン』、東京ディズニーシーのテーマポート「ファンタジースプリングス」関連の展示・アトラクション音声に至るまで、中川翔子さんは長年にわたりラプンツェルの公式ボイスを務め続けています。