ホテルが位置する群馬県吾妻郡嬬恋村は、全国的にも名高いキャベツ畑のパノラマと活火山・浅間山の荒々しくも美しい稜線が共存する特異な地だ。かつて西武グループを牽引した堤義明氏の構想のもと、全国規模で展開されたリゾート開発のなかでも、この地は格別の景観美を誇る場所として開拓された歴史を持つ。
現在、西武ホールディングス傘下のホテル事業は洗練を極めている。緑深い白樺の森に溶け込む建物の佇まいは、長い年月を経て周囲の景観と見事な調和をみせる。朝霧に包まれる幻想的な夜明けから、夕日に染まる山々のグラデーションまで、刻一刻と移ろう風景そのものが何物にも代えがたい滞在価値となっている。