この足湯の源泉となっているのは、周囲約1キロメートルの爆裂火口跡に湯を湛える「大湯沼」だ。活火山である日和山の噴火活動によって形成された大湯沼の底からは、約130度もの高熱硫黄泉が絶え間なく湧き出している。その熱湯が大湯沼川へとあふれ出し、原生林の冷気と混ざり合いながら長い距離を流れることで、人が心地よく浸かれる絶妙な湯加減へと変化する。
川沿いには緑豊かな木々が鬱蒼と茂り、季節ごとに劇的な表情を見せる。春の新緑、夏の濃密な緑陰、秋の錦秋、そして冬の雪景色。温泉街の近代的なホテル群からほんの少し歩くだけで、手つかずの原生美が広がるコントラストこそ、北海道登別市が誇る圧倒的な自然の奥行きだ。