総合プロデューサー・秋元康が本作に寄せた「君は、どこへ行きたいのだろう?」という問いかけから始まる帯文は、彼女の多面性と進路への期待を見事に言い当てていた。羅針盤というタイトルが示す通り、自らの針が指し示す方角へ進む強い意志が、1枚1枚の写真から溢れ出している。
金村はファッション誌『bis』の専属モデルとしてもキャリアを重ねてきた。その経験に裏打ちされたポージングの妙、光と影を巧みに操る表情作りのセンスは、他の追随を許さない。カメラのレンズを真っ直ぐに見据える強い眼差しから、ふと外した視線に宿るメランコリックな翳りまで、彼女のポテンシャルが余すところなく発揮されている。