Q1:フォークリフトの爪の先端が左右で数センチずれて(高さが狂って)います。叩いて直せますか?
A1:ハンマーで叩いて修正することは絶対に避けてください。衝撃によって微細なクラックが発生したり、内部応力が残って強度が破壊されます。爪の先端の高さ違い(許容段差は通常5mm〜10mm以内)は、フィンガーバーの歪み、リフトチェーンの張力アンバランス、または爪自体の曲がりが原因です。速やかに指定検査機関やフォークリフトディーラーによる点検を受けてください。
Q2:サヤフォークを取り付けたままで特定自主検査(年次点検)を受けることはできますか?
A2:サヤフォーク自体は「アタッチメント(取り外し可能な付属器具)」として扱われるため、検査時にはサヤを取り外して元爪自体の摩耗・亀裂検査を行います。同時にサヤフォーク本体の亀裂、変形、サヤピンの機能点検も併せて実施するのが通例です。
Q3:現場で日常的に爪のヒビを簡易チェックする良い方法はありますか?
A3:始業前点検において、最も応力が集中する「ヒール部(内側の曲がり角)」の汚れやグリスをウエスで綺麗に拭き取り、目視確認を行ってください。爪を軽くテストハンマー等で叩き、澄んだ金属音がするか(濁った鈍い音がする場合は内部亀裂の疑いあり)を確認する「打音点検」や、定期的な市販の「カラーチェック(浸透探傷試験スプレー)」による非破壊検査が非常に有効です。