ネット上の掲示板やSNS(X、知恵袋など)をリサーチすると、親知らず抜歯後の異臭に対して「恐怖のあまり自己流の処置を行い、かえって事態を悪化させた」という切実な告白が無数に見受けられます。
典型的な体験談として挙げられるのが、「穴の奥に見える白い塊を膿や食べかすだと思い込み、爪楊枝や綿棒でほじくり出して激痛に襲われた」「異臭を消そうとマウスウォッシュで何度も激しくうがいをしたら、血の塊が取れて骨が剥き出しになった」という失敗例です。これらはすべて、正常な治癒に不可欠な血餅やフィブリンを自ら破壊し、ドライソケットを誘発する行為に他なりません。
また、「抜歯穴から異臭がするのに放置していたら、首の下まで腫れ上がって抗生剤の点滴を受ける羽目になった」という重症化事例も散見されます。自己判断で「数日経てば消えるだろう」と過信することも、「気になって触りすぎる」ことも、等しく治癒を遅らせるリスク要因となっているのが実情です。