「最近、楽屋での二人の空気が以前と明らかに違う」
ある大手制作会社のチーフプロデューサーは、声を潜めてそう明かす。かつては本番直前までネタのトーンを合わせ、ともしげの突発的なミスを芝大輔が面白おかしく拾い上げる光景が日常だった。しかし最近では、互いにスマートフォンを見つめたまま言葉を交わさず、本番のブザーが鳴って初めて目を合わせるケースが目立つという。
決定打と噂されたのは、地方ロケでの衝突だった。天然キャラとして知られるともしげの度重なる遅刻や準備不足に対し、普段は温厚で知られる芝が珍しく強い口調で苦言を呈したという証言がある。感情を爆発させたともしげがマネージャーを挟んでしか会話をしなくなった時期があり、そこから「電撃解散か」という噂が局内に一気に拡散したのだ。
ただし、所属事務所であるマセキ芸能社の関係者に接触すると、内情は世間の憶測とは少し異なるトーンを見せる。「確かに衝突はありました。ですが、それは芸の方向性を巡るプロ同士の摩擦。不仲で空中分解するというより、コンビとしての次の一手をどう打つかで互いに妥協できなくなっているのが実情です」。火種はある。しかし、決定的な破局に至ったわけではないようだ。