法的な夫婦となって固い絆で結ばれたかに見えた二人でしたが、その結婚生活は長くは続きませんでした。正式な入籍からわずか約1年後の1984年、電撃的な離婚発表が行われます。
離婚に至った決定的な背景には、萩原さんの抱える繊細すぎるがゆえの激しい起伏と、度重なるトラブルによる生活の摩擦がありました。いしだあゆみさんは献身的に夫を支え続けましたが、俳優としての業を背負い奔放に生きるショーケンとの日常は、精神的な摩耗を伴うものでした。
また、二人の間に子供はいませんでした。お互いに表現者としての第一線を走り続ける中で、家庭環境の安定を保つことは容易ではなく、すれ違いの積み重ねが修復不可能な溝となっていったのです。記者会見で見せたいしださんの凛とした佇まいは、全力を尽くした末の苦渋の決断であることを物語っていました。