タコスとの違いは?ブリトーの意外な歴史と具材の黄金比を解説

タコスとの違いは?ブリトーの意外な歴史と具材の黄金比を解説

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メキシコ料理と聞いて多くの人が真っ先に思い浮かべるのがタコスとブリトーだ。しかし、この二つには構造的にも歴史的にも明確な隔たりが存在する。最も根本的な差異は、使用される「トルティーヤ」の素材とサイズにある。

タコスは主にトウモロコシを原料とする小型のコーントルティーヤを用い、具材をふんわりと二つ折りに挟んで数口で食べるスタイルが基本だ。これに対してブリトーは、柔軟性と強度を備えた大判の「小麦粉トルティーヤ(フラワートルティーヤ)」を使用する。具材を中央に配置し、左右を折り込んでから端から筒状に巻き上げることで、中の肉汁やソースを閉じ込める構造になっている。

また、食事としての役割も異なる。タコスが軽食や屋台での食べ歩きを前提としているのに対し、ブリトーはライスやフリホレス(煮込み豆)、シチュー状の肉、アボカド、チーズなどを凝縮した「完結した一皿」として設計されている。一口ごとに異なる具材が混ざり合う圧倒的な重厚感こそが、タコスにはない最大の魅力と言えるだろう。

木村 陽翔
著者

木村 陽翔

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。