影響は一般の視聴者にとどまらない。動画クリエイターがチャンネル運営やアナリティクス解析、生配信の管理に用いる「YouTube Studio」でも、ダッシュボードへのアクセス遮断や動画アップロード処理のタイムアウトが頻発している。予約投稿の公開が遅延し、収益化の機会を奪われた配信者たちの焦燥感は計り知れない。
さらに、月額課金を行っているYouTube Premiumユーザーからも「バックグラウンド再生が勝手に途切れる」「オフライン保存したはずの動画が認証エラーで再生できない」といった不満が噴出している。最高経営責任者(CEO)のニール・モーハン体制下で推し進められてきたサブスクリプション体験の拡充とクリエイター支援経済が、インフラの一時的な機能不全によって冷や水を浴びせられた格好だ。AlphabetのCEOスンダー・ピチャイが掲げるAI駆動型インフラの最適化戦略にとっても、こうした大規模障害の封じ込めは極めて重い課題となる。