一口に新幹線と言っても、走る地域や構造によって台風に対する弱点は全く異なる。各路線の特性を知っておくことが、旅程の変更を判断する際の重要な鍵となる。
日本の大動脈である東海道新幹線は、静岡エリア(三島〜静岡間など)の雨量規制に極めて弱い。富士山からの湧水や山間部の地理的要因が重なり、雨雲が停滞すると早期に運転見合わせに追い込まれるケースが多い。これに対し、山陽新幹線は沿線の防風壁整備が進んでいるものの、瀬戸内海からの強風やトンネル出入口の風圧変化に注意を払う必要がある。一方、東北・上越新幹線は降雪や強風への耐性が高く設計されているが、台風通過に伴う倒木や飛来物による架線トラブルが最大の懸念材料だ。