ネット上やSNSでは「下地は多めに塗った方が紫外線も防げて崩れない」「化粧水パックを毎朝20分やれば絶対に浮かない」といった情報が散見されますが、これらは現場の皮膚科学的見地からは誤解であるケースが少なくありません。
まず、下地や日焼け止めの過剰塗布は、肌の上でミルフィーユ状の不安定な油層を作り出し、わずかな表情筋の動きでベースメイク全体を地滑りさせる主原因になります。また、長時間の過度な水分パックは肌のバリア機能を一時的にふやけさせ、かえって角層の水分蒸散を招く「過乾燥」を引き起こすリスクがあります。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
最新の崩れ防止テクニックを取り入れるにあたり、自身の肌状態を見極める基準を持つことが成功への近道です。
▼今すぐ最新の密着ケアを取り入れるべき人:
・午前中からTゾーンがテカるのに、口元はつっぱるインナードライの兆候がある人
・毛穴の開きや凹凸にファンデーションが白く溜まりやすい人
・ベースメイクを1日中お直しできない多忙なスケジュールを抱える人
▼アイテムの選択に慎重になるべき人:
・極度の乾燥肌やアトピー素因があり、強力な皮脂吸着成分で皮がめくれやすい人(皮脂崩れ防止下地の全顔使用は避け、セラミド高配合の保湿下地を優先してください)
・アルコール(エタノール)刺激に弱い人(メイクキープミストの成分表記を確認し、ノンアルコール処方を選ぶ必要があります)