手書き試験や漢字検定において、受験者の多くが引っかかる牽間違いやすいポイントが存在します。それは「部首の誤認」と「画数の数え間違い」です。
ネット上のQ&A掲示板や知恵袋でも「牽の部首は玄なのか冖なのか」という疑問が頻繁に投稿されていますが、正解はそのどちらでもなく、最下部にある「牛(うし・したうし)」です。漢字の上部や冠に特徴的な形があると、そちらを部首だと思い込んでしまう視覚的トラップがありますが、漢字分類学上、「牽」の本質は牛を引く行為にあるため、下部の牛が部首に指定されています。
また、牽画数を10画や12画と誤認してしまうケースの多くは、上部の「玄」の折れ回数を誤って数えてしまうか、あるいは「冖」の横折れを2画に分けてしまうミスに起因します。「冖」の折れ部分は角を曲がっても1画として数えるのが国語表記の厳格なルールです。