清水良太郎氏は、端正な顔立ちと父譲りの圧倒的な歌唱力を武器に、ドラマ『ごくせん』への出演や『ものまね王座決定戦』での優勝など、二世タレントの中でも屈指の実力派として評価されていました。しかし、2017年に立て続けに発生した問題によってそのキャリアは完全に暗転します。
発端となったのは、2017年2月に報じられた違法賭博(闇カジノ)店への出入り疑惑でした。この際、本人は賭博行為を否定したものの、軽率な行動に対する社会的責任として約4ヶ月間の謹慎処分を受けました。復帰直後は神妙な面持ちで再起を誓っていたものの、同年10月に事態は決定的な局面を迎えます。
2017年10月、覚醒剤取締法違反(使用)の容疑で警視庁に逮捕されたのです。ホテルからの女性の通報をきっかけに警察官が駆けつけ、任意同行の上で行われた尿検査で陽性反応が出たことで逮捕に至りました。裁判では懲役1年4月、執行猶予3年の有罪判決が言い渡され、所属事務所であった清水アキラさんの個人事務所から即座に契約解除・解雇処分が下されました。
事件発覚直後、父・清水アキラさんが開いた記者会見は芸能史に残る痛烈なものとなりました。「バカ野郎と言いたい」「私の育て方が悪かった」と号泣しながら深々と頭を下げた姿は、世間に大きな衝撃を与えました。親としての情愛と、不祥事に対する厳しい社会的けじめの狭間で揺れる父親の苦悩が浮き彫りとなった瞬間でした。