計算の途中式でノートが埋め尽くされ、結局どこで間違えたか分からなくなる経験は誰にでもあるはずだ。そこで難関大受験生や数学好きの間で重宝されている裏技が、行列の考え方を応用したガウスの消去法である。
この手法では、変数(x, y, z)を一切書かず、係数と定数項の数字だけを並べた「増大係数行列」を作成する。行同士の足し引きや定数倍の操作だけを繰り返し、左側の行列を階段状(上三角行列)に変形していく。文字を書く手間が大幅に省けるため、筆記のスピードが上がるだけでなく、転記に伴うイージーミスを物理的に防ぐことが可能になる。