家庭用・業務用を問わず広く親しまれている人気品種「夏すずみ」は、耐病性に優れる一方で、成り疲れを起こしやすい一面も持つ。株の体力が落ちているにもかかわらず次々と実をつけさせると、すべての実が途中で成長を止めてしまう。いわゆる「なり疲れ」である。
これを防ぐためには、株元近くについた最初の1〜3本目の実(下節果)を、あえて若採りするか小さいうちに摘果する思い切りが必要だ。初期の着果負担を軽くして根の張りを優先させることで、その後の草勢が格段に安定する。中盤以降も実のつきすぎを見極め、曲がり果や形のおかしい実は早めに摘み取ることが、高品質なキュウリを長期間収穫し続ける鉄則だ。