店頭のポップに踊らされる日々を終わらせるには、自らの髪の状態を客観視する測定眼が欠かせない。濡らした毛束を数本指に巻きつけ、軽く引っ張ったときの弾力を確認してほしい。ゴムのように伸びて戻らないなら深刻なケラチン不足であり、プチプラのなかでもPPT(加水分解タンパク)を主成分とする強化系を選ぶべきだ。単に毛先がパサついて広がるだけなら、セラミドやホホバオイルなどのエモリエント成分を補えば解決する。
適切な製品を手に取ったとしても、塗布する前の「タオルドライ」を怠れば成分は水滴とともに排水溝へ消える。手のひらで温め、毛先から揉み込み、目の粗いコームで一度だけ梳かす。このわずか1分の手間が、製品の持つ潜在能力を極限まで引き出す。棚一面に並ぶボトルのなかから、自分の髪を劇的に変える1本をすくい上げる知恵は、成分表示を読み解く知識と丁寧な所作の中にこそある。 (出典: ドラッグ ストア トリートメント(Yahoo!ニュース))
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