「ビッグサンダー・マウンテンはどの席に乗っても同じ」という認識は、物理力学的に明確な誤りです。実は、乗車する車両の位置(前方か後方か)によって体感速度とスリルが激変します。
コースター列車は1編成につき5両(計30人乗り)で構成されています。上り坂の頂上を越える際、先頭車両は坂を越えた直後はまだ編成全体が坂を登り切っていないため、ゆっくりと前進します。しかし、最後尾の車両(5両目・後方座席)は、先頭車両が下り坂で加速した瞬間に頂上へ引っ張り上げられるため、頂点を通過する瞬間からトップスピードで下りへ突入します。
その結果、最後尾座席では強烈な引きずり感と遠心力が加わり、先頭座席に比べて体感速度が1.5倍近くに感じられます。絶叫が苦手な方や小さなお子様連れの場合は、乗り場のキャストに「できれば前方の席を希望します」と申し出ることで、比較的マイルドな乗り心地で体験することが可能です(※混雑状況により希望に沿えない場合もあります)。