2014年5月27日、宮内庁より発表された高円宮家次女・典子さまと千家国麿氏の婚約内定は、神話と皇室の歴史的な交わりとして日本中を歓喜させました。同年10月5日、出雲大社本殿で執り行われた「結婚の儀」は、古代装束に身を包んだ両氏の厳かな姿とともに全国へ生中継されています。
当時の共同記者会見において、国麿氏は典子さまの印象を問われ、「大変光栄に思っております。おおらかで、非常に優しく、誠実な方」と述懐。典子さまもまた、「ユーモアがあり、誠実で頼りがいのある方」と笑顔で応じられ、互いの人格を深く敬愛し合っている様子が印象深く刻まれました。
このご成婚により、皇室典範の規定に従って典子さまは皇族の身分を離れ、「千家典子」さんとして民間人となられました。しかし、皇室と神道界の頂点たる出雲国造家が結ばれた意義は極めて重く、祭祀儀礼を通じた精神的・儀礼的な結びつきは、名実ともに強固なものとなりました。