ゆうちょ銀行のATMにおける硬貨入金について、最も強く認識しておくべき大原則は「ATMでの硬貨入金には無料枠が一切なく、1枚投入しただけでも手数料が発生する」という点です。かつてのように「少量の小銭なら気軽にATMへ」という感覚で利用すると、確実に手数料損を被ることになります。
ゆうちょ銀行公式の「硬貨預払料金」データによると、ATMにおける硬貨入金・払戻しの手数料は投入する硬貨の枚数に応じて以下のように3段階で設定されています。
- 1枚〜25枚:110円(税込)
- 26枚〜50枚:220円(税込)
- 51枚〜100枚:330円(税込)
さらに、ゆうちょATMの機械構造上の仕様として「1回の操作で投入できる硬貨は最大100枚まで」と定められています。つまり、100枚を超える小銭をATMで入金したい場合は取引を複数回に分ける必要がありますが、その都度330円以上の手数料が加算される仕組みです。
ここで特に警戒すべきは「マイナス入金」の現象です。例えば、貯金箱にあった1円玉20枚(合計20円)をATMに入金した場合、手数料110円が差し引かれるため、口座残高は増えるどころか口座から実質90円が引かれることになります。小額硬貨をATMで預け入れる行為は、経済合理性の観点から極めてリスクが高い選択肢となっています。