対戦に心血を注いだ熟練プレイヤーの間で、ばくそくの名は「最強の装備素材」として刻まれています。その理由こそが、正天寺(真打では一徳寺でも可能)で解禁される「魂へんげ」によって精錬できる「ばくそくの魂」の存在です。
ばくそくの魂が持つ効果は、装備した妖怪の「すばやさが大アップする」という極めてシンプルかつ凶悪なものです。『妖怪ウォッチ2』のバトルシステムは、各妖怪のすばやさのステータスに依存して行動待機サークルが回転する「行動ゲージ制」を採用しています。すばやさの数値が相手を上回っていれば、敵が1回行動する間にこちらが2回動くといった圧倒的な手数の差が生まれます。
特に公式対戦ルールやオフライン大会で流行した「ひとまか仙人」を用いた連続行動ギミックや、先手必勝を狙う高火力アタッカー(ブシニャンや万尾獅子など)にこの魂を持たせることで、相手が陣形を整える前に壊滅させる戦術が猛威を振るいました。魂レベルを最大(レベル10)まで強化するために、1個の完成品につき複数体のばくそくを合成素材として消費する必要があったため、当時のやりこみ勢はさくら中央シティの駐車場に何日も張り付き、文字通り「ばくそく乱獲作戦」を展開したのです。