暖簾をくぐった瞬間に何を頼むべきか。各店が誇るなかよし餃子 おすすめメニューは、それぞれ明確な哲学に裏打ちされています。
南阿佐ヶ谷「鉄なべ餃子なかよし」の必食ラインナップ
まず絶対に外せないのが、看板である「鉄なべ餃子」です。基本的に2人前からの注文となり、専用の南部鉄器に隙間なく円状に並べられて焼き上げられます。厚すぎず薄すぎない特製の皮は、鉄鍋に接した底面が揚げ焼きのようにカリカリ・サクサク、上部は蒸気でもっちりとした見事なコントラストを描きます。小ぶりなサイズ感のため、一人で2〜3人前を軽やかに平らげる客も珍しくありません。
さらに常連客が声を揃えて推薦するのが、じっくりと煮込まれた「手羽先煮」(税込691円)です。箸を入れただけでホロリと骨から外れるほど柔らかく、甘辛い醤油ベースのタレが芯まで染み渡った逸品。冷えたパーフェクト黒ラベルや焼酎との相性は格別で、餃子が焼き上がるまでの最高の前菜として機能します。その他、ふわっと仕上げたニラ玉とじや脂の乗った銀ダラ味醂焼きなど、酒呑みのツボを心得た一品料理が脇を固めます。
札幌「なかよし餃子 エリザベス」の革新的一皿
札幌・豊水すすきの交差点近くに位置するエリザベスで、来店客のほぼ100%が注文するのが「羊とクミンの焼餃子」です。北海道ならではの上質なラム肉の挽肉に、粗挽きのクミンをはじめとする複数のスパイスを絶妙な比率でブレンド。噛んだ瞬間に溢れ出す野性味ある肉汁とエキゾチックなアロマは、従来のニンニクとキャベツが主役の餃子観を鮮やかに覆します。
サイドメニューにも抜かりはなく、酒盗や塩辛、本格チャンジャといった呑兵衛好みの酒肴から、アジアンハーブを効かせた小皿料理まで充実。クラフトビールやナチュラルワイン、スパイシーなサワー類とともに、自由なペアリングを楽しめるのが特徴です。