多嚢胞性卵巣症候群を疑う最初のサインは、日常的な月経トラブルです。卵巣内で複数の卵胞が育ちかけるものの、成熟して殻を破る「排卵」に至らないため、月経周期が長期化したり無月経に陥ったりします。
以下の項目に心当たりがある場合、一度婦人科でのスクリーニングを検討する価値があります。
・前回の生理から40日以上経過しても次の生理がこない
・生理不順が初経のころからずっと続いている
・フェイスラインや背中のニキビが治りにくく、悪化しやすい
・以前に比べて体毛(すね、へそ周囲、指など)が濃くなった
・基礎体温を測っても高温期と低温期の二相に分かれない
・急激な体重増加があった、もしくは甘いものを異常に欲しやすい
これらの症状は、卵巣から微量に分泌される男性ホルモン(アンドロゲン)の相対的な増加や、排卵が起きないことによる黄体ホルモンの不足によって引き起こされます。「単なる疲れやストレス」と自己判断して見過ごさないことが肝心です。