急な腹痛・下痢・冷や汗の正体とは?今すぐできる応急処置と受診目安

急な腹痛・下痢・冷や汗の正体とは?今すぐできる応急処置と受診目安

急な腹痛・下痢・冷や汗の正体とは?今すぐできる応急処置と受診目安について知っておくべき 事実を厳選して解説いたします。

激しい腹痛とともに下痢と冷や汗が重なる場合、体内では急激な異変に対する防御反応が起きています。臨床現場で特に多く見られる主な原因は次の3点です。

最も代表的な原因が迷走神経反射(血管迷走神経性失神の前駆症状)です。腸管が激しく収縮して強い痛みが生じると、自律神経のひとつである迷走神経が過剰に刺激されます。その結果、心拍数が急低下して末梢血管が拡張し、脳への血流が一時的に不足して「血の気が引く感覚」「冷や汗」「めまい」が引き起こされます。

次に疑われるのが急性胃腸炎です。ウイルス(ノロウイルスやロタウイルス)や細菌(カンピロバクター、サルモネラなど)の感染が引き金となり、胃腸粘膜が急激に炎症を起こします。激しい腹痛と下痢、吐き気に加え、発熱を伴うケースが目立ちます。

また、口にした飲食物による食中毒も見逃せません。原因菌によって食中毒の潜伏期間は大きく異なり、黄色ブドウ球菌のように食後1〜6時間で急発症するものから、カンピロバクターのように2〜5日ほど経過してから激しい腹痛・水様便が現れるものまで多岐にわたります。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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