足の切断という最悪の結末を避けるために最も効果的な手段は、家庭で毎日行うフットケアです。医療現場でも専門看護師によるフットケア外来の導入が進んでおり、正しいセルフケアの習慣化が切断リスクを劇的に低減させることが実証されています。
実践すべきフットケアの基本手順を以下にまとめました。
- 毎日足を観察する:明るい場所で足の甲、足の裏、指の間、かかとをくまなくチェック。見えにくい部分は手鏡を活用する。
- ぬるま湯で優しく洗う:刺激の少ない石鹸を泡立てて手のひらで洗い、指の間まで水気をしっかり拭き取る(熱湯は火傷の危険があるため温度計や手で湯温を確認)。
- 保湿剤によるスキンケア:入浴後、ヘパリン類似物質や尿素配合クリームで皮膚の潤いを保つ。ただし指の間は湿気がこもり水虫の原因になるためクリームは塗らない。
- 爪はスクエアカットにする:深爪を避け、爪の先端をまっすぐに切り、両端の角をやすりで軽く丸める(巻き爪や陥入爪の防止)。
- 適切な靴と靴下の着用:素足での歩行は絶対に避け、吸湿性の高い白や薄い色の靴下(出血や浸出液にすぐ気づけるため)を履く。靴は足先を圧迫しないジャストサイズを選ぶ。