日常会話では混同されがちですが、赤福を扱う上で真っ先に押さえるべきは赤福消費期限賞味期限違いです。食品表示法において、スナック菓子や缶詰のように品質が劣化しにくい食品には「賞味期限(美味しく食べられる期限)」が設定されます。一方で、製造後急速に傷みやすい生菓子や弁当などには「消費期限(安全に食べられる期限)」が表示されます。赤福餅に印字されているのは紛れもなく後者の「消費期限」であり、期限を過ぎた場合の安全性は一切保証されていません。
日持ちの日数設定についても、季節によって明確に分けられています。赤福夏期冬期の日数について、株式会社赤福公式見解では気温の高い夏期(おおむね6月上旬から10月上旬)は「製造日を含め2日間」、気温が下がる冬期(おおむね10月上旬から翌年6月上旬)は「製造日を含め3日間」と定められています。生餅と水分を多く含んだ生あんを使用し、防腐剤や保存料を一切使わない伝統製法を貫いているからこその短さです。
また、近年伊勢名物として定着した「白餅黒餅」についても気になるところです。白小豆を用いた白餅と黒糖風味の黒餅がセットになったこの人気商品ですが、赤福白餅黒餅賞味期限(正確には消費期限)も通常の赤福餅とまったく同一の基準が適用されています。白あんと黒糖あんという原料の違いはあっても、生菓子としての水分活性の高さと無添加の特性は共通しているため、取り扱いには同様のスピード感が求められます。