日車夢工房は、新幹線や在来線車両の製造で名高い日本車輌製造株式会社が手がけていた公式リテールブランドです。1999年の立ち上げ以来、車両メーカーならではの精密な設計と本物の公式音源を用いたクオリティの高いグッズを多数世に送り出し、鉄道ファンから絶大な信頼を獲得していました。しかし、2017年12月15日をもって公式オンラインショップおよび全事業が完全閉店となり、看板商品であった目覚まし時計シリーズも同時に生産終了となりました。
突然の販売終了の背景には、日本車輌製造における事業ポートフォリオの再編があります。当時、同社は本業である鉄道車両製造事業やインフラ・重機関連事業への経営資源集中を進めており、採算規模が限定的だったBtoCのリテール・グッズ部門からの撤退を経営判断として下しました。ネット上では「版権トラブルではないか」「採算割れによる赤字倒産か」といった憶測も飛び交いましたが、これらは事実無根であり、親会社の構造改革に伴う計画的なブランド撤退が真実です。