SNSや知恵袋、大手キャリアの相談窓口に寄せられる「寝坊事故」の実例を精査すると、単なる設定忘れとは異なる、ハードウェアや利用環境に起因する盲点が浮かび上がってきます。
「ワイヤレスイヤホンをベッドの横に置いたまま寝てしまい、アラームがイヤホンの中で小さく鳴っていた」という相談が後を絶ちません。標準の時計アプリであれば、Bluetoothイヤホンが接続されていても端末本体のスピーカーから音が鳴るようにフェイルセーフが組まれています。しかし、App StoreやGoogle Playで配信されているサードパーティ製の目覚ましアプリの一部は、メディア音量出力に依存しているため、接続中のBluetooth機器にしか音が出ない致命的な挙動を示すことがあります。
また、おやすみモード アラーム音量 設定に関するトラブルも目立ちます。「集中モード」や「おやすみ時間」を有効にすると、通知音は完全にカットされますが、アラームだけは鳴るのが標準挙動です。ところが、カスタム集中モードを作成する際に「すべての通知を遮断」を選択し、時計アプリの例外登録を外してしまったことで、音が一切鳴らなかったという事例が確認されています。