スターバックスの福袋転売が社会問題として広く認知される契機となったのが、2016年元日に発生した「二子玉川ライズ店買い占め事件」です。先頭に並んでいたグループが用意された限定108個の福袋をすべて買い占め、深夜から並んでいた一般の来店客が1つも購入できない事態が発生しました。この様子がSNSで拡散されると「スタバ福袋の買い占め」として瞬く間に炎上し、テレビの報道番組でも大きく取り上げられる騒動へと発展しました。
当時のスターバックス コーヒー ジャパンは、購入個数制限を設けていなかった店舗オペレーションの不手際を謝罪。この事件を決定打として、公式は従来の店頭先着順販売を段階的に廃止し、My Starbucks会員を対象とした完全オンライン抽選予約システムへと抜本的な舵を切りました。
現在では自宅への個別配送に統一されたことで、店舗前の泊まり込みや割り込みといった現場トラブルは根絶されました。しかし、販売形態がデジタルへシフトしたことで、今度は複数アカウント作成や自動応募プログラム(Bot)を駆使したオンライン上の争奪戦へと舞台が移ることになります。