なぜ11月11日?ポッキーの日誕生の意外な真相とギネス記録の裏側を徹底解説

なぜ11月11日?ポッキーの日誕生の意外な真相とギネス記録の裏側を徹底解説

なぜ11月11日?ポッキーの日誕生の意外な真相とギネス記録の裏側を徹底解説とは一体何なのか? 主要なファクトを簡潔に解説します。

「なぜ11月11日がお菓子の記念日になったのか」という疑問に対し、最もシンプルな答えはスティック状菓子の形状が数字の『1』に酷似しているからです。しかし、そこに至る企業戦略の緻密さを検証すると、単なる語呂合わせ以上の計算が見えてきます。

江崎グリコの公式記録および当時のプレスリリースによると、記念日が正式にスタートしたのは平成11年(1999年)11月11日のことでした。「1」が6つ連続して並ぶという、100年に一度の極めてめでたい巡り合わせを好機と捉えた同社は、日頃の愛顧に対する消費者への感謝還元と、秋の行楽シーズンにおける需要創出を目的に記念日を制定。一般社団法人日本記念日協会の認定を受け、大々的なプロモーションへと打って出ました。

当時、製菓業界において11月は、ハロウィン商戦がひと段落し、クリスマス商戦が本格化する直前の「谷間」になりやすいエアポケットの時期でした。行楽や遠足のお供として親しまれていたポッキーとプリッツを、11月中旬の主役に据えることで、年間を通じた売上の底上げを図る狙いがあったと業界関係者は証言しています。メディアや店頭販促を巻き込んだこの仕掛けは、初年度から流通関係者の強い支持を集め、今や「11月といえばポッキー」という強固なマインドシェアを確立する契機となりました。

山口 彩花
著者

山口 彩花

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。