橋本環奈ほど、時期ごとのコンディションについてSNSやネット掲示板で執拗に議論されてきた女優も珍しくありません。20代前半の多忙を極めた時期、テレビ出演のキャプチャ画像をもとに「少しふくよかになったのではないか」と囁かれたかと思えば、舞台の長期公演中には「見違えるほど引き締まって神がかったスタイルになった」と絶賛の嵐が巻き起こるなど、世間の視線は常に揺れ動いてきました。
しかし、その変化の裏側には過密日程と徹底したプロ意識が交錯する現場のリアルが存在します。
彼女自身、数々のバラエティ番組で「お酒が大好きで毎晩のように晩酌を楽しむ」「ラーメンや揚げ物も我慢しすぎない」と屈託なく語ってきました。この豪快で親しみやすいキャラクターが愛される一方で、むくみやすい体質であることも公言しています。撮影が連日深夜に及ぶドラマ現場や不規則な生活リズムが続くと、アルコールや塩分、睡眠不足による一時的な水分滞留が顔周りに出やすかった時期があったのは事実です。
風向きが決定的に変わったのは、舞台『千と千尋の神隠し』の国内外公演やNHK連続テレビ小説『おむすび』の主演など、強靭な体力を求められる現場が本格化したタイミングでした。激しい運動量を伴う舞台稽古と本番のステージを連日こなす中で、身体のインナーマッスルが極限まで鍛え上げられ、無駄な脂肪が自然と削ぎ落とされていきました。
一時的な体重の増減に一喜一憂するのではなく、過酷な現場を乗り切るための「動ける身体」を追求した結果として、現在の研ぎ澄まされた健康美が確立されたと言えます。