南埠頭に関して、インターネット上やSNSでしばしば見受けられる誤解の代表格が「南埠頭の赤灯台堤防は今でも自由に釣りができる好ポイントである」という古い情報です。
かつて鹿児島港本港区南埠頭周辺は、アジや太刀魚、アオリイカなどが手軽に狙える一級釣り場として地元アングラーに親しまれていました。しかし、2000年代以降の国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律(いわゆるSOLAS条約国内法)の適用や、安全対策の強化に伴い、埠頭の主要岸壁やフェリー発着場、赤灯台周辺は立入禁止区域・釣り禁止エリアに指定されています。許可されていないフェリー作業区域への無断立ち入りは厳重処罰の対象となるため、ネット上の古いブログ記事を鵜呑みにした釣行は厳に慎むべきです。
また、南埠頭周辺のランチ事情に関しても事前の把握が欠かせません。ターミナル内部には軽食コーナーや売店があるものの、本格的な食事処の選択肢は限られます。鹿児島らしい食を堪能したい場合は、埠頭から徒歩10分〜15分圏内にある「鹿児島市水産公社食堂(市場食堂)」で新鮮な首折れサバや海鮮丼を狙うか、商業施設が立ち並ぶドルフィンポート跡地周辺、あるいは市電で1駅の天文館・いづろエリアまで足を伸ばすのが賢明なプランニングです。