ネット上のコミュニティやSNSで定期的に話題にのぼるのが、「轟焦凍の身長は176cmからさらに伸びたのか?」というトピックです。検索窓に「轟焦凍 身長 伸びた理由」といったワードがサジェストされる背景には、作中におけるビジュアル表現の進化と劇的な時間経過という2つの決定打が存在します。
まず作画表現の観点では、物語序盤の「雄英体育祭」前後と、全面戦争編以降の終盤とで、キャラクター全体の肉体描写が大きく変化しました。堀越耕平氏の描くデッサンは連載が進むにつれて筋肉の陰影や骨格の厚みが増しており、戦闘服(ヒーロースーツ)のプロテクター改良や首周り・肩幅のバルクアップが視覚的に「背が高くなった」という錯覚を読者に与えました。しかし、高校在学期間を網羅した公式データブックの改訂版においても、1年生時点の登録公称値は176cmのまま維持されています。
一方、ファンの推測が現実のものとなったのが、原作コミックス最終巻に収録された第430話(エピローグ)です。決戦から8年の歳月が流れ、20代中盤のトッププロヒーローへと成長した現在の轟焦凍は、10代半ばの少年特有の細さを完全に脱ぎ捨て、より逞しく完成された大人の男性の体躯を獲得しています。成人男性の骨端線閉鎖時期(一般的に17〜20歳前後)を考慮すれば、16歳以降に2〜4cm程度の伸長が生じ、成人時の実質身長は180cm前後に到達していると推察するのが極めて自然な解釈です。