膝の痛みは、特定の動作時に現れるパターンを観察することで原因を特定しやすくなります。
まず、膝の内側の痛みが階段を降りる時に強く出る場合、体重の数倍の衝撃が膝関節の内側コンパートメントに集中している証拠です。これは初期〜中期の変形性膝関節症や、内側半月板後角の損傷で非常によく見られます。下り動作は大腿四頭筋に強い遠心性収縮がかかるため、関節の隙間が狭くなっていると骨同士の圧迫がダイレクトに痛みを引き起こします。
一方、膝の内側の痛みが曲げると痛い、あるいは正座やしゃがみ込みができない場合は、関節包の柔軟性低下や半月板の挟み込み、または鵞足部の緊張が考えられます。膝のお皿の下あたりから指2〜3本分内側を指で押してみて、膝の痛みの内側を押すと痛い明確な圧痛点があるなら、関節軟骨そのものよりも鵞足炎や滑液包炎である可能性が高まります。