『夢で逢えたら』が1991年に幕を閉じた後、ダウンタウンとウッチャンナンチャンの共演機会は劇的に減少しました。レギュラー番組はおろか、大型特番ですら同じ画面に収まることが激減したため、メディアや視聴者の間では「確執があるのではないか」「共演NGに指定されている」という憶測が長年飛び交うことになります。
しかし、この不仲説の真相は完全なデマです。共演が途絶えた最大の理由は、双方が各局のプライムタイムで看板番組を背負う「単独MC」へと急成長した業界構造にありました。
当時、ダウンタウンは『ダウンタウンのごっつええ感じ』や『HEY!HEY!HEY!』、ウッチャンナンチャンは『ウッチャンナンチャンのやるならやらねば!』や『ウッチャンナンチャンのウリナリ!!』などを牽引。1回の番組制作費やキャスティングの都合上、トップスターとなった2組を1つの番組に揃えることは物理的にも予算的にも極めて困難だったのです。
さらに、番組制作サイドによる過度な「忖度(そんたく)」も影響しました。東西のトップランナー同士を安易にぶつけることを恐れたスタッフ側が共演を避けた結果、世間には「不仲による共演NG」という誤ったイメージが定着してしまいました。実際には不仲どころか、互いの実力を誰よりも理解しているからこその「不可侵の距離感」が保たれていたに過ぎません。