子どもが夜間に痛みを訴えた際、最も効果的なファーストステップは「患部の優しいマッサージとスキンシップ」です。手のひら全体で膝やすね、ふくらはぎを優しく撫でるようにさすってあげましょう。「痛いの痛いの飛んでいけ」と声をかけながら抱きしめるだけでも、子どもの脳内で安心感をもたらすオキシトシンが分泌され、痛みの閾値が上がって症状が和らぎます。
血行を促進して筋緊張をほぐすために、蒸しタオルやぬるめのお湯で足を温めるのも非常に有効です。ただし、もし患部に熱感や腫れがある場合は炎症を起こしている可能性があるため、温めずに安静を保ちましょう。
薬の使用に関しては慎重な判断が必要です。市販の湿布を貼りたがる子どもも多いですが、冷感湿布のメントール成分による清涼感で気持ちが落ち着くプラセボ効果が期待できる一方、肌がデリケートな小児はかぶれを起こしやすいため、長時間の貼付は避けてください。
また、痛みが強くて眠れない場合に内服薬を検討する親もいますが、大人が使うロキソニン(ロキソプロフェン)などの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)を小児へ安易に服用させるのは厳禁です。小児の解熱鎮痛には、安全性の高い「アセトアミノフェン(小児用カロナールなど)」が第一選択となります。常備薬を使用する際も、あらかじめかかりつけ医に相談した用量・用法を必ず守りましょう。