現在のキャスター陣を語る上で欠かせないのが、アナウンサー個々人が持つ圧倒的な経歴の幅広さとユニークな背景です。画一的なアナウンサー像を打ち破る彼女たちのバックボーンは、番組のトークや取材内容に奥行きを与えています。
まず注目を集めるのが、サブMCとして抜群の切れ味を見せる藤本万梨乃アナウンサーです。彼女は東京大学医学部健康総合科学科卒業という異色の学歴の持ち主であり、難解な医療ニュースや公衆衛生のトピックスにおいても、現場目線で的確なコメントを提示できる知性を備えています。さらに興味深い事実として、先輩の井上清華アナとは同じ福岡県出身であり、実家の最寄り駅が一駅違いという奇跡的な同郷の縁を持っています。同い年でありながら1期違いという先輩後輩関係であり、番組内や取材裏で見せる飾らない阿吽の呼吸は、この深い地縁と相互の信頼関係に支えられています。
一方、番組に新たな風を吹き込んだのが、元櫻坂46のメンバーという異例の経歴を持つ原田葵アナウンサーです。アイドルとして日本武道館や東京ドームの大舞台に立ち、法政大学を卒業後にフジテレビへアナウンサーとして入社した彼女の抜擢は、当初一部で話題先行と見る向きもありました。しかし現場での原田アナは、早朝の街頭取材や過酷な災害現場のリポートにも泥臭く体当たりで挑み、等身大の言葉で現場の空気を伝える姿勢を確立。元アイドルならではのカメラへの意識の高さと、取材者としての謙虚な姿勢が見事に融合し、視聴者から高い評価を獲得しています。
さらに、エンタメ部門の絶対的エースである鈴木唯アナウンサーの存在も見逃せません。早稲田大学国際教養学部出身でTOEIC990点(満点)という驚異的な英語力を武器に、来日したハリウッドスターや海外アーティストへの単独インタビューを長年担当。お世辞を言わない自然体のインタビュー手法は海外セレブからも一目置かれており、他局の朝番組にはない独自コンテンツを支えています。
また、メインの井上清華アナ自身も、青山学院大学在学中にESS(英語部)で活動していた際、TBSのエースアナウンサーである日比麻音子アナウンサーと先輩後輩として親交を深め、彼女の背中を追ってアナウンサー受験を決意したという逸話があります。局の垣根を越えた絆や多様なルーツが、彼女たちの発信力に人間味ある深みを与えているのです。