日本語吹き替え版のキャスト陣の熱演も、本作が日本国内で高く評価されている要因の一つです。前作から引き続き、マイク役を田中裕二(爆笑問題)、サリー役を石塚英彦(ホンジャマカ)が続投。二人の掛け合いは、大学時代の若さや青臭さを絶妙に表現しています。
威厳ある怖がらせ学部のハードスクラブル学長役には女優の一色采子が起用され、冷徹さと芯のある知性を吹き込みました。ライバルであるRORのリーダー、ジョニー役は東地宏樹が重厚に演じ、ランドール役の青山穣も青年期から徐々に歪んでいく心情を巧みに演じ分けています。
さらに、ピクサー映画ならではの細やかな隠し要素(イースターエッグ)も随所に散りばめられています。講義室のホワイトボードや学内の壁の模様には、巧みにデザインされた隠れミッキーが潜んでいます。また、ピクサー作品恒例の「A113」(カリフォルニア芸術大学のアニメーション科教室番号)は怖がらせ学部の講義室の部屋番号「A113」として堂々と登場するほか、ピザ・プラネットのデリバリートラックも学生街の民家の脇にしっかりと駐車されています。