社外コンソールへの交換作業自体は、基本的な工具さえあればDIY初心者でも十分に完結できる平易な部類に入ります。プロショップに頼むと1万円前後の工賃が発生しますが、手順を理解していれば所要時間はわずか20分〜30分程度です。
具体的な純正コンソール外し方と交換手順は以下のステップに集約されます。
- 内部トレイの整理と底面ボルトの露出:純正コンソールの底面に敷かれているフェルトやゴムマットをマイナスドライバー等でめくり上げ、固定されているボルト4箇所(前後左右)を露出させます。
- 10mmボルトの取り外し:ラチェットレンチ(エクステンションバー推奨)を用い、10mmボルト4本を均等に緩めて取り外します。車体フロアのネジ穴を舐めないよう垂直にトルクをかけるのがコツです。
- 本体の垂直引き抜き:シフトノブやサイドブレーキレバーに干渉しないよう注意しながら、純正コンソールを両手で真上に持ち上げて車外へ搬出します。
- 社外コンソールの位置決めと仮締め:新しいコンソールをフロアのネジ穴に合わせて慎重に設置します。この際、配線(USB電源取り出しなど)を挟み込まないよう取り回しを確認し、4本のボルトを手回しで仮締めします。
- 本締めとクリアランス確認:運転席のシートスライド、リクライニング、サイドブレーキの作動を確認しながら位置を微調整し、規定トルクで均等に対角線順で本締めを行います。
一方で、コストを極限まで抑えようとセンターコンソール自作DIYに挑戦するオーナーも少なくありません。ホームセンターのパイン集成材やMDF材をカットし、好みのカップホルダーを埋め込む木工カスタムは自由度が高い反面、車検時の「難燃性証明」という法的な壁に突き当たります。道路運送車両の保安基準では、車室内内装材に難燃素材の使用が義務付けられており、無加工の可燃木材や市販生地は指定工場での車検更新時に不適合と判定されるリスクを孕んでいます。安全基準と事故時の乗員保護を考慮するならば、保安基準適合を謳う専門ビルダーの既製品を選ぶのが堅実な判断です。