100均スケッチブックの真実!ダイソー・セリア紙質と裏抜けを徹底検証

100均スケッチブックの真実!ダイソー・セリア紙質と裏抜けを徹底検証

100均スケッチブックの真実!ダイソー・セリア紙質と裏抜けを徹底検証の見逃せないポイントを徹底的にカバーしました。

ネット上の掲示板やSNSで頻繁に交わされる「100均のスケッチブックは紙がペラペラで使い物にならない」という書き込み。この噂の真偽を確かめるべく、実際の描画テストと構造分析を行いました。

まず、イラストレーターの愛用者が多いアルコールマーカーを用いたコピック裏抜け検証の結果です。結論から述べると、一般的な110円のリングスケッチブックにコピックで着色した場合、ほぼ例外なくインクが背面に染み出します。これは100均製品の欠陥というよりも、アルコールインク自体の浸透性が極めて高いためです。厚口画用紙と記載されている商品であっても、コーティング処理が施されていないパルプ紙では、インクを吸い込み毛細管現象で裏面まで到達してしまいます。次ページへのインク移りを防ぐためには、コピー用紙を数枚挟むか厚手のプラスチック下敷きを敷く対策が欠かせません。

次に水彩絵の具を使ったテストです。水を多めに含ませた筆で広い面を塗ると、一般的な100均画用紙では紙が波を打つ「バックリング現象」が発生します。紙の繊維密度とサイジング(にじみ止め処理)の強度が専門メーカー品よりも控えめに設定されているためです。しかし、ダイソーやセリアで展開されている「水彩紙ポストカード」や「特厚口」を謳う専用パッドでは、適度な吸水性と発色を維持し、110円とは思えない耐水性を発揮します。つまり、「すべての100均紙が薄い」わけではなく、用途と用紙タイプを取り違えていることが誤解の発端となっているのです。

山本 拓海
著者

山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。