データセンターの真の実力は、パンフレット上のカタログスペックではなく、実際に現場でラック構築や深夜の運用保守にあたるネットワークエンジニアたちの生々しい証言にこそ表れます。保守現場の技術者やSIer関係者からの取材では、徹底した管理体制に対する驚きの声が一貫して聞かれます。
「入館手続きの厳しさは都内でも指折り。事前申請はもちろん、フラッパーゲートでの厳密な金属探知機検査と顔認証・静脈認証が徹底されており、許可のない記録メディアやPCの持ち込みは一切許されない。まさに『刑務所か国際空港の出入国管理』を思わせる緊迫感がある」(大手SIerネットワーク運用担当)
「内部に入ると、外観の無骨さとは裏腹に、驚くほど整然としたケーブルマネジメントと静寂、そして大型空調の重低音に圧倒される。床下からの冷気供給が完全に計算されており、高集積ラックが並ぶエリアでも熱溜まり(ホットスポット)が一切生じていない。空調管理の完成度は国内屈指」(通信インフラ設計エンジニア)
「唐木田駅から徒歩でアクセスできるのは、夜間作業や緊急呼出時に本当に助かる。郊外の大規模データセンターは最寄り駅からバスで20分以上かかるような陸の孤島も多いが、ここは電車が動いている時間なら駅から歩けるため、現場エンジニアの肉体的・精神的負担が少ない」(保守ベンダー関係者)
SNSやエンジニアコミュニティでも「多摩のKDDIは障害対応で行くのは緊張するが、設備への安心感は別格」という評価が定着しており、運用面における信頼度の高さがうかがえます。