市販のお菓子を比較する際、最も顕著な違いが現れるのが和菓子と洋菓子の脂質構造です。洋菓子がバター、生クリーム、ショートニング、マーガリンといった油脂類をベースに生地を膨らませたり風味を出したりするのに対し、伝統的な和菓子は小豆(あんこ)、米粉、寒天、砂糖といった植物性素材を主原料としています。
事実、ようかんは100gあたりの脂質がわずか0.2g程度しかなく、なかでも水分比率の高い「水ようかん」に至っては100gあたり約0.1gという驚異的な数値を誇ります。みたらし団子や大福も、1個あたりの脂質は0.5g〜1.0g未満にとどまるものが大半です。
ただし、和菓子であればすべて安全かというと、そうではありません。以下の「隠れ高脂質和菓子」には警戒が必要です。
- かりんとう:油で揚げているため、100gあたりの脂質は10〜15g前後に跳ね上がる。
- どら焼き:生地のしっとり感を出すために植物油やみりん、卵黄が多く使われ、1個あたり3〜5g前後の脂質を含む場合がある。
- 洋風饅頭・パイ饅頭:餡に練乳やバター、チョコを練り込んでいる製品は洋菓子と同等の脂質になる。
選ぶべきは、寒天、小豆、葛粉を使った「透き通るような甘味」です。これらは脂質1g以下の領域で甘党の欲求を完全に満たしてくれます。