コナンロンドン編は何話?新一告白の神回と原作巻数・配信を徹底解説

コナンロンドン編は何話?新一告白の神回と原作巻数・配信を徹底解説

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ロンドン編のクライマックスであり、シリーズ屈指の名台詞が誕生した現場は、テムズ川沿いに佇む英国国会議事堂の時計塔(エリザベス・タワー/通称ビッグベン)の対岸です。この名場面の演出意図とキャラクター心理を深く掘り下げます。

新一がロンドンに来ていることを知らず、電話口の新一が背後で鳴るビッグベンの鐘の音に気づいて嘘を重ねていたことに憤った蘭は、電話を切り街中を疾走します。追いついたコナンは赤い公衆電話ボックスに追い詰められ、正体発覚を防ぐために最後の解毒薬を飲み、工藤新一の姿で蘭の前に現れました。

すれ違い続ける距離感と、何も打ち明けてくれない新一への苛立ちから、蘭は涙を流しながら世界的なテニス選手ミネルバ・グラスから聞いた言葉をぶつけます。「Loveは0。いくら積み重ねても負けるだけ」と。探偵として常に理屈と事実だけで世界を測ろうとする新一に対し、「あんたは探偵でしょ?探偵なら私の心ぐらい推理しなさいよ、バカ!」と言い放ち背を向けた瞬間、新一は蘭の腕を強く引き止め、伝説の告白台詞を紡ぎました。

「厄介なんだよオメーは!オメーは厄介な難事件なんだよ!余計な感情が入りまくって、たとえ俺がホームズでも解くのは無理だろーぜ!好きな女の心を…正確に読み取るなんてことはな!」

感情を排して客観的証拠のみを信奉する名探偵ホームズを誰よりも敬愛する工藤新一が、「お前への感情だけは論理で割り切れない」と自らの敗北を認めた瞬間でした。原作者の青山剛昌先生は当時の雑誌対談やインタビューにおいて、「告白するなら絶対にロンドンのビッグベン前と決めていた」「ホームズの言葉を引用して論破するのではなく、ホームズすら超えてしまう人間の情念を描きたかった」と語っています。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。