日本のゴルフ場をラウンドする際、ほぼ例外なく案内板で見かけるのが「特設ティ(プレイング4)」の表示です。ゴルフのOB数え方で実はスコアを損していませんか?ティーショットの打ち直しは何打目なのか、前進4打(プレイング4)のペナルティ計算など知っておくべき決定的なルールを整理すると、意外な歴史と運用の実態が浮き彫りになります。
プレイング4のルール真相を一言で表すなら、これは「世界統一の通常規則ではなく、日本のゴルフ環境に最適化されたローカルルール」です。広大なゴルフ場であっても、山岳・丘陵コースが多い日本国内では、ティショットがOBになるたびにプレーヤーがティグラウンドへ戻って打ち直していては、ハーフ2時間15分の標準プレー進行(ハーフターン時間)を到底維持できません。
そこで設定されたのが、ゴルフOB前進4打の数え方です。ティショットがOBとなった場合、遥か前方のフェアウェイ周辺に設置された特設ティから「第4打」としてプレーを再開します。この特設ティペナルティの理由を理論的に紐解くと、極めてフェアな仮想シミュレーションが成立していることが分かります。
- 1打目:ティショットを打ってOBゾーンへ
- 2打目相当:ペナルティ(1打罰)
- 3打目相当:ティグラウンドから「完璧なナイスショットを放ってフェアウェイへ運んだ」と仮定
- 4打目:そのフェアウェイ上の位置(特設ティ)からグリーンを狙うショット
つまり、プレイング4はペナルティを重く課しているのではなく、むしろ「第3打で必ずナイスショットが出た」という前提の下駄を履かせてくれている、プレーヤー救済型の時短措置なのです。この数理を理解していれば、特設ティから打つショットがなぜ「4打目」なのかに一切の疑念がなくなります。