呼吸と心拍が完全に停止し、旅立ちの瞬間を迎えた後は、動揺を鎮めて適切な遺体の安置を行わなければなりません。死後数時間が経過すると、小鳥の小さな体は急速に硬直(死後硬直)を始めます。
セキセイインコの遺体の安置と供養においては、まず硬直が始まる前に、閉じていない目を優しく撫でて閉じさせ、足を軽くお腹側に折り畳んで自然な姿勢に整えます。その後、小箱(お菓子の箱や小型の段ボール)の底にキッチンペーパーや薄いタオルを敷き、その上に遺体を寝かせます。腐敗を防ぐため、保冷剤や氷袋をタオルで包んだものを腹部や背中の周囲に配置し、直射日光の当たらない涼しい冷暗所に安置してください。夏場であればエアコンを最強にした部屋に置くことが推奨されます。
次に検討すべきは、ペット火葬の手順です。セキセイインコのような超小型のペット火葬には、以下の3つの選択肢があります。
- 個別立会火葬(推奨):家族立ち会いのもとで個別に火葬を行い、お骨上げを行うプラン。小鳥専用の微風圧バーナーを備えた業者を選ぶことで、頭骨や喉仏などの極小の骨を綺麗に残すことができます。
- 一任個別火葬:遺体を業者に預け、個別火葬後に遺骨が骨壺に収められて返還されるプラン。
- 合同供養火葬:他のペットたちと一緒に火葬され、共同墓地に埋葬されるプラン。返骨はできませんが費用を抑えられます。
火葬業者の選定にあたっては、2026年現在も小鳥のような極小動物の火葬経験が豊富な専門業者を選ぶことが鉄則です。火力が強すぎる大型炉では、大切な愛鳥の遺骨が灰とともに吹き飛んでしまうトラブルが実際に報告されているため、問い合わせの段階で「セキセイインコの骨を綺麗に残せる火葬炉であるか」を明確に確認することが不可欠です。