座席ごとの見え方を正しく理解するには、まず劇場の成り立ちと基本構造を押さえておく必要があります。公式発表資料によると、舞浜アンフィシアターのキャパシティ(収容人数)は2,170席。もともとシルク・ドゥ・ソレイユ専用劇場(シルク・ドゥ・ソレイユ シアター東京)として設計された経緯があり、一般的なプロセニアム型(額縁型)の劇場とは根本的に異なる設計思想を持っています。
フロアはステージを中心とした扇形のすり鉢状(ボウル型)に広がっており、客席は中央のステージを半円状に取り囲むように1列目から24列目まで配置されています。ブロックは下手(左側)から上手(右側)に向かってAブロックからLブロックまで細かく区分けされており、中央に位置するのがF・G・H・Iブロックです。
一般的な2,000席規模の大規模ホールの場合、最後列からステージまでの距離が60mを超えるケースも珍しくありません。しかし舞浜アンフィシアターは、最後列の24列目であってもステージ中央までの直線距離が約45mに抑えられています。どの座席からでも物理的な距離が近く感じられるのは、この立体的な半円形レイアウトの最大の強みです。