Q1:鍵が穴の奥でポッキリ折れてしまいました。毛抜きやピンセットで引き抜けますか?
A1:折れた断面が鍵穴の外側に数ミリでも飛び出している場合は、ラジオペンチ等で慎重に真っ直ぐ引けば抜ける可能性があります。しかし、断面が鍵穴の内側に入り込んでいる場合、ピンセットでつまもうとするとかえって奥へ押し込んでしまい、内部のピンを完全に破壊します。この状態になったら一切触らず、専門の鍵折れ修理業者を手配してください。
Q2:潤滑剤として、家にあったシリコンスプレーを使っても問題ありませんか?
A2:シリコンスプレーも鍵穴には適していません。「無溶剤」や「ドライタイプ」と記載されていても、微細なシリコン被膜がシリンダー内のクリアランスを狭め、長期的に埃を巻き込んで固着の原因になります。必ず「鍵穴専用」「キースムーサー」と明記された粉末タイプの潤滑剤を使用してください。
Q3:冬場の朝だけ鍵が回らないのですが、寒さと関係がありますか?
A3:大いに関係があります。鍵穴内部に入り込んだ結露や湿気が氷点下の外気で凍結し、タンブラーピンを氷漬けにしている状態が考えられます。この場合、使い捨てカイロを鍵穴に数分間押し当てて温めるか、鍵自体を手や温水(水滴は完全に拭き取る)で温めてから差し込むと氷解して回るようになります。熱湯を鍵穴に直接かける行為は、その後の再凍結とサビを招くため絶対に避けてください。
Q4:賃貸住宅で鍵が回らなくなった場合、修理費用は誰が負担しますか?
A4:経年劣化(通常使用による摩耗や10年以上の使用)による不具合であれば、民法上の修繕義務に基づきオーナー(貸主)負担となるのが原則です。ただし、借主がクレ5-56などを注入して悪化させたり、力任せに回して鍵を折ったりした過失が認められる場合は、入居者(借主)の全額自己負担となります。自腹を切らないためにも、不具合が出た時点で勝手な自己流処置をせず、管理会社へ連絡することが重要です。