天板が高温になる特性上、吹きこぼれた煮汁や油分がガラス面に焼き付き、黒褐色のリング状に変色するトラブルが頻発します。この焦げ付きの落とし方には、IHとは異なるアプローチが必要です。
焦げ付きの主成分は、熱で炭化した有機物と油膜です。軽い汚れであれば、プレートが完全に冷え切った状態を確認したうえで、重曹水を吹きかけてラップを貼り、30分ほど放置してから拭き取ることで解消します。しかし、何層にも堆積して炭化した頑固な焦げには、以下の手順による掃除とお手入れ方法が極めて有効です。
- クリームクレンザーの塗布:天板が完全に冷えている状態で、研磨剤入りの液体クレンザー(ジフなど)を焦げ部分に薄く広げます。
- 丸めたアルミホイルで円を描く:スポンジを使うと研磨剤が内部に吸い込まれてしまうため、くしゃくしゃに丸めたアルミホイルの平らな面を使い、力を入れすぎずに小さな円を描くように擦ります。アルミの硬度はガラス天板より柔らかいため、天板を傷つけずに焦げだけを剥ぎ取ることが可能です。
- 濡れ雑巾での2度拭き:浮き上がった汚れと研磨剤をキッチンペーパーで拭き取り、最後に固く絞った濡れ雑巾で拭き上げます。
金属製のヘラ(スクレーパー)で無理に削り取ろうとすると、耐熱結晶化ガラスの表面に不可逆的な傷が入り、強度の低下や破損を招く危険があるため厳禁です。