個人事業主のIdecoはやめとけ?節税の裏と2026年新戦略を徹底解説

個人事業主のIdecoはやめとけ?節税の裏と2026年新戦略を徹底解説

個人事業主のIdecoはやめとけ?節税の裏と2026年新戦略を徹底解説の背景について、専門知識を基に徹底解説します。

デメリットを十分に認識した上でなお、iDeCoが個人事業主にとって最強のツールと呼ばれる所以は、会社員(企業年金なしで月2万円〜2.3万円程度)を遥かに凌駕する個人事業主のiDeCo上限額(月額6万8,000円・年間81万6,000円)の大きさにあります。

所得税は累進課税制度を採用しているため、所得が高くなるほど控除による減税インパクトは劇的に跳ね上がります。以下の個人事業主iDeCo節税効果シミュレーションは、年間上限81万6,000円を全額拠出した場合の毎年の節税目安(所得税+住民税一律10%)を課税所得別に試算したものです。

課税所得水準適用税率(所得税+住民税)年間の節税額(概算)10年間の累計節税額300万円20%(所得税10%+住民税10%)約163,200円約163.2万円500万円30%(所得税20%+住民税10%)約244,800円約244.8万円800万円33%(所得税23%+住民税10%)約269,280円約269.2万円1,000万円超43%(所得税33%+住民税10%)約350,880円約350.8万円

課税所得500万円の事業主であれば、年間約24.5万円、10年間で約245万円もの現金が税金として消えるのを防ぐことができます。投資信託の運用利回りとは完全に別枠で、拠出した瞬間に拠出額に対して20%〜40%超の「確定リターン」が得られる計算になり、一般的な金融商品ではあり得ない優遇措置です。

加えて、課税所得が圧縮されることで翌年の国民健康保険料(税)の算定基礎が引き下がる副次的効果も見逃せません(※自治体により算定方式の差異あり)。「年間81.6万円の枠をフル活用することで、所得税・住民税・国保料のトリプル削減が実現した」という成功体験が語られる理由はここにあります。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。