愛知県の公立高校入試において、当日の試験結果と同じかそれ以上に合否を左右するのが中学校の通知表、すなわち「内申点(45点満点)」です。
一般選抜では、各高校が指定する選抜方式(第1型〜第5型)によって、内申点と当日点の傾斜配点が異なります。旭丘、岡崎、明和、向陽、刈谷、一宮といった最上位校のほぼすべてが、学力検査の当日点を2倍換算する「第5型(内申点+当日点×2=合計242点満点)」を採用しています。
この内申点合格ボーダーラインから読み取れるのは、トップ校合格には「通知表オール5に近い数字」が基本条件になるという現実です。しかし、第5型の導入により、仮に内申点が40前後であっても、当日点で100点超をマークできれば合格圏内に滑り込める計算が成り立ちます。
また、出願期に発表される愛知県高校入試倍率速報をチェックする際は、「第1志望者数」と「第2志望者数」の比率に注視しなければなりません。複合選抜制度の性質上、上位校の第2志望校として指定されている中堅進学校(瑞陵、名古屋南、名東など)は、見かけの実質倍率が2倍〜3倍近くまで跳ね上がる構造になっています。表面上の倍率に惑わされず、第1志望者の実質人数を見極める洞察力が求められます。